ICTを利用した授業の開発と実践

当専攻は、平成27年度及び平成28年度の「法科大学院公的支援見直し加算プログラム」(文部科学省)に、「場所的・時間的障害を解消するための多様なICTを利用した授業の開発と実践」と題した取組を提案し、各年度ともに「特に優れた取組」に採択されました。

この取組は、働きながら法曹を目指す有職社会人や地方在住者が、法科大学院教育にアクセスしようとする際の場所的・時間的障害の解消を目的として、ICTを活用することにより、同時性と双方向・多方向性を確保したオンライン授業を実施しようとするものです。

具体的には、働きながら法曹を目指す社会人に対しては「モバイル方式」(インターネット)により、同時性と双方向・多方向性を確保したオンライン授業の提供をしております。

これにより、社会人が国内外の出張先からでもタブレット端末等によって授業を受講することが可能となります。

国内外への突然の出張が入るなど制約の多い社会人がICTによる利用が可能となりましたが、他方で、一定の利用制限枠(利用回数や人数制限)を設け、また、利用をめぐるトラブルが生じないようルールを定めております。平成28年度の利用件数も36件を超えており(2016年4月~2017年1月初旬時点)、学生の持つ一定のニーズに応えております。

ICT利用による授業風景

サテライト方式

さらに、平成28年度は、テレビ会議システムを通じ、静岡大学、甲南大学の各法科大学院との間で授業を送受信する実験授業を行ってきました。

平成29年度は、甲南大学法科大学院との間で、単位互換協定に基づき、正課授業の送受信を行う予定です(甲南大学は「登記実務」を提供し、当専攻は「自治体法務」を提供する)。さらに、静岡大学、金沢大学の各法科大学院との間で授業を送受信する実験授業を行っていく予定です。

テレビ会議システムによる授業風景