学生の声

 天野 辰之
(国際協力銀行勤務)


社会人学生を続けて1年余が経ちましたが、仕事と勉強の両立は予想以上に難しいものがあります。講義終了後、時には職場に戻らなければならないという環境で、大量の予習・復習の課題をこなすことは容易ではありません。一時間でも多く勉強時間を捻出するため、睡眠時間もギリギリまで削らなければなりませんし、週末家族とのんびり過ごすなどという機会は、年に何回もありません。

しかし本学は、秋葉原という通学しやすいターミナル駅に近接して立地していることに加え、講義のストリーミング配信や、丁寧にまとめられたレジュメ、判例のコピーの事前配布など、「時間がない」という社会人の制約を少しでも緩和できるように工夫してくれています。自習スペースは24時間365日開放されていて、私も週末はしばしば早朝から利用しています。図書室の蔵書は、総合大学の図書館並みと いうわけにはいきませんが、学生が普段必要とするものは概ね揃っていますし、自習スペースが図書室の中にあるので、調べたいとき直ちに閲覧できるのは大変便利です。また、学生用のパソコンも十分な台数確保されていますから、宿題のレポートもそれで作成可能ですし、ノートパソコンを持ち込んでインターネット接続もできます。このような設備の充実ぶりもさることながら、高層ビルからの美しい 夜景・夕焼けは忙しい勉強の合間の一服の清涼剤となります。

他方、社会人ならではのメリットとして、それぞれの分野で実務に精通している方が多く、単に机の上で勉強するだけでは学ぶことのできない様々な実体験が聞けることは貴重なことです。また、大学院で学ぶ知識・法的考え方が、仕事で生きてくるという経験を私自身何度もしています。そういう時、仕事を続けながら勉強をする途を選んだことに大きな満足を感じます。

わが国の法曹養成、とりわけ法科大学院をめぐる環境には厳しいものがあり、社会人にとっての法曹の門戸はますます狭くなっているというのが現状でしょう。「だからこそ本学を成功させなければならない」という新井専攻長の信念に、私も一日も早く応えたいと思います。