「スタートアップ・プログラム」開講のご案内

「スタートアップ・プログラム」開講のご案内 平成29年2月2日

目的
筑波大学法科大学院は、有職社会人を対象とした夜間の大学院であり、多様なバックグラウンドをもった人材を法曹界に導くことを基本理念に掲げております。このような基本理念を掲げる当法科大学院においては、非法学部出身者が多く、また法学部出身といえども卒業後相当年数を経過している方も多く一般的な意味での法学部出身者とは異なっております。また入学後は仕事と学業の両立に苦労されている方も多いのが現状です。
そこで、「スタートアップ・プログラム」を来年度より開設して、当法科大学院への入学を考える有職社会人に法科大学院での教育に接する機会を提供し、自らの適性を判断したうえで、法科大学院での講義・演習に備えてもらうこととしました。

内容
春学期に「基礎ゼミⅠ(民法)」(5月15日から6月17日の毎週土曜2・3限)「基礎ゼミⅡ(憲法・刑法)」(6月26日から7月29日の毎週木曜7・8限)(各1単位)を開講します。それぞれ5週(1週当たり1コマ75分×2)にわたり実施します。この2科目は在学生も受講可能ですので、在校生との交流も可能となります。
この2科目は、研究者教員・実務家教員・チューターによるリレー方式で実施され、各法分野に顕著な特徴ある法制度について理論と実務の観点から講義・演習を行います。条文や判例の読み方、法的議論の立て方といった法学学修に必須の基礎的スキルの一端を知るだけでなく、受講した法学分野それぞれの特質を各法分野との比較で概括的に把握する機会が提供し、これによって、本法科大学院入学後の正規科目履修に際しての学修の指針となることが期待されます。さらに、本法科大学院に入学する前に、自らの法科大学院生ひいては法曹としての適性を自己判断する機会を提供し,また、正式な入学前に当法科大学院の授業を体験してもらうことで、仕事と学業の両立の実現性を判断してもらう機会にもなります。
「基礎ゼミⅠ」「基礎ゼミⅡ」の修了時に,個別に担当教員との面談が行われ,受講生個々人の課題が伝えられ,受講生一人一人の習熟度・適格性を確認することができます。

手続
学外者である有職社会人は、「基礎ゼミⅠ」「基礎ゼミⅡ」の履修を希望する場合、「科目等履修生」として履修して頂きます。
出願手続につきましては、http://www.tsukuba.ac.jp/admission/auditors/
のウエッブの「科目等履修生(大学院)」(東京キャンパス)の箇所をご覧ください。出願期間は3月1日から3日までです。なお当法科大学院(法曹専攻)は選考に際し面接を課しております。面接期日は決定次第本ウエッブにて周知いたしますので、ご注意ください。
以上

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